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- スーパーフロッピーキューブの粗悪な模造品について
- 投稿者: okamoto 投稿日時: 2009-8-27 18:33
- スーパーフロッピーキューブのニセモノを入手し、詳細を確認してみましたが、やはり写真から予想した通りの粗悪品でした。これは私が製作した作品とは全く別の物体だと言えるほどのマガイ物です。
単独状態のエッジパーツが空転するかどうかが一番気になっておりましたが、予想通り、やはり空転のままでした。ここが単独で回せるということは、エッジパーツがどんな向きになろうと、いつでも独立して元に戻せますから、まるでピラミンクスの頂点みたいなものです。パズルとして成立していません。
また、シールも沈めて貼られていません。これだと変形回転の際に剥がれてしまう恐れがありますが、おそらくそれを回避する目的で、エッジ固定ネジの下にバネが入れてあります。おかげでシールは剥げずに済んでいますが、バネのストローク分だけ全体がガタガタで、飛び出したコーナパーツもユルユル、指を掛けるといくらでも傾きます。パーツ保持がそれだけ甘いので、コーナパーツは少し強めに引っぱるとポロリと外れてしまいます。
エッジパーツの一方だけにコーナがくっついている時の、パーツの傾きを抑えるために、すべての空所にダミーパーツ（コーナパーツの足の部分だけのパーツ）を入れてありますが、これが回転時の引っかかり要因となって、時々ガツンとパーツ同士が衝突します。バネを仕込んでいるせいで、余計に具合が悪くなっています。
サイトの写真だけから想像で作ったこと自体はナカナカですが、いかんせん、ひとつのパズル作品として完成させるところまでは届かず、ただ軽く回るだけが取り柄の粗悪品止まりで、「ニセモノ」と呼ぶのも躊躇するほど似ても似つかぬイカサマ品でした。
こんなものが、知らずに買った人たちにスーパーフロッピーキューブだと思われてしまうとすれば、これほど残念で腹立たしいことはありません。
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管理者プロフィール 岡本勝彦
板金職人兼パズルデザイナー
幻冬舎エデュケーションから発売の岡本キューブをプロデュース
愛媛県松山市在住
[有限会社岡本板金へ]
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