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- Re: Meffert氏からの提案を拒否
- 投稿者: Hidetoshi Takeji 投稿日時: 2009-10-19 14:37
- 引用:
okamotoさん
ただ海外のパズルコレクタの方々などは、私の判断を残念に思ったり疑問に思ったりする人もいるでしょう。事情はどうあれパズルを世に出すことが出来てロイヤリティも得られるなら提案を受ければいいのに、と考える人もいると思います。コレクタの方々にとっては、量産されないことには入手もできないわけですし。
んー、『偽物でも良いから手に入れたい』かどうかはコレクタのモラルの問題ですが、だからと言って『偽物を量産しても良い』ことにはなりませんよね。 まして先に偽物を作っておいて、止めたければ組め、っていうのはあまりに乱暴というか、非常識ではないかと。
自身で作れなければ、それこそ岡本さん自身にまず相談して入手できそうな方法を聞けば良い、訳ですし。 (例えば、ですが、岡本さんが原型を作って私が複製する、とか。)
引用: 私が不思議でならないのは、Meffert氏はいったいどうやって、自分がまったく関知していないはずのニセモノ製造工場やニセモノ販売業者にコンタクトを取り、専属契約を結び、正式版として仕入れて販売するなどという、アクロバットを行おうというのか、贋作製造に彼自身がまったく関与していないなら決して実現できないであろう結果をどうやって得ようというのか、ということです。彼が中国・香港・台湾の業者に精通しているからという理由だけでは説明できないと思います。
回りくどく言っても同じなのでハッキリ言いますが、Meffert氏が元締めなのかどうかは分かりませんが、何らかの形で関与はしているのは間違いないでしょうね。 でなければ、工場レベルでの差し止めや契約の話なんか出来るわけがないです。
金型ベースでの量産の場合、最低でも数千個オーダー以上にならないと元が取れないので、そこまで見越して金型を起こして量産する、訳ですが、その見極めが偽物の製造工場のレベルで判断できるとは到底思えません。
少なくとも、偽物製造工場の裏に元締め、しかもパズルに精通していて世界レベルの販売個数が計算できる人、が居るのも間違いないと思います。
引用: 今回、こうした事情と私の決断について公開の場で言及したのは、Meffet氏の提案メールがなぜか海外サイト掲示板に投稿されてみたり、トニー・フィッシャーさんが同様の状況下で承認の判断をなさって、フィッシャーキューブが発売されたりという現状の中、きちんと私自身のスタンスを明確に公言しておく必要性を感じたからです。
今の状況は大変危ういもので、放っておけば悪徳業者のやりたい放題になってしまう恐れがあります。キューブパズルだけに限らず、現在の中国では知的所有権を無視したモラルなき模造が横行しています。そうした横暴には断固としてNo!を突きつけなければなりません。モラルの欠如した言動は決して認められないことを、強く主張せねばならないと感じます。
ツイスティでも問題になっていましたが、「特許」と「著作権」の違いを知らない人がとても多かったです。 特許は申請して通らないと下りませんが、著作権は新規の何かしらを作った時点で自動的に発生する、というのを知らずに、「特許取ってないなら問題ないのでは?」と言った人も居たぐらいです。 (ホントに著作権が無視できるなら、絵画や彫刻は全て模造し放題で本物を名乗れるコトになってしまいます。特許は下りませんから。)
正確には、
特許権(構造や動きといった点で新規性の認められるものに発行される、特許法により守られている権利)
著作権(新規の何かしら、音楽や絵画と言った、見た目等のものも含まれる、に対して制作者に自動的に発生する権利で、著作権法により保護される)
意匠権(見た目の新規性や共通性に対して発行される、俗に言う『そっくりさん』を防ぐためのもので、特許法の一部として法律化されていたと思います)
といった複数の権利や法律があるので、いずれかに引っかかれば問題にされます。 (嫌な話ではありますが、岡本さんの市販キューブがルービックの色と全然違うようになったのは、意匠権に引っかかる可能性が高かったからです)
海外も含め若い世代はこの辺りのコトについてはあまり知らないようで、時々海外でも問題視されています。 その辺りも含めて、海外も含めて情報共有していく必要があるんだろうなぁ、と。
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管理者プロフィール
岡本勝彦
板金職人兼パズルデザイナー
幻冬舎エデュケーションから発売の岡本キューブをプロデュース
愛媛県松山市在住
[有限会社岡本板金へ]
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